去年の不動産業界の出来事。

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あ

相続税改正、Airbnb、杭データ偽装などなど。

そんな中、あまり話題になっていなかった大手不動産会社の物件囲い込み問題。

物件の囲い込みとは、売却依頼を受けた物件を他社には出さず、自社で抱え込むということです。

業者が売却活動をする際に期間内にレインズへの登録が義務付けられている訳ですが、売却依頼を受けた業者としては、自分とこのお客さんで客付け出来れば手数料が倍になるわけです。

よってレインズへの登録はするのですが、他業者が物件の問い合わせをすると、「商談中です」と、商談もしていないのに勝手に止めてしまっているということです。

レインズへの登録が今日なのに、既に商談中・・・なんてことが普通にあるんですよ。

この囲い込み問題、僕ら現場の人間からすると、は?今更?と言うのが本音で、この業界に入って15年は経ちますが、こんなこと当時から当たり前にあったことです。

一番の問題は大手を信頼して任している売主さんがその事実を知らないということ。

実際には好条件で購入してくれる買主がいるかもしれないのに、勝手に物件が商談中になっており、時間だけがかかり、結果価格を下げることになったりするのです。

ひどいでしょ・・・。

その対策として、レインズでは新たに取引状況という以下のような記載が必須項目となったのです。(一般媒介は不要)

あ


でも、これって結局公開中になっていても、実際に問い合わせたら、商談中って言えばそれまでじゃないの?と思ったりするわけで、正直何とでもなるなと。


皆さんも、この情勢で売却を考える機会も多いかと思いますが、その辺の実情を知っておいた方がいいと思います。

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